ゼリー状物の詰まった腫瘤(こぶ)のことです。
手関節背側(手の甲側)に最も多く、次いで手関節掌側に多くできます。
20~40歳代の女性に多くみられる症状で、軽度の疼痛および圧痛があります。ほとんどは単発で、まれに多発性の場合もあるにはあります。
腫瘤は大きさ1〜2cmで弾性硬、周囲組織(皮膚)との癒着はありませんが茎状に基底部組織とつながっています。(発生母体は靭帯や関節包)
穿刺によりゼリー状物が確認されれば診断確定となります。
治療は、穿刺、穿刺後多数回再発を繰り返す場合や疼痛がひどい場合、また美容上の問題がある場合には外科的腫瘤摘出術。